■ ゆるり家をはじめたわけ《1》


結婚して、よそから引っ越してきて、知り合いのいない土地で孤独な子育てをはじめた12年前・・・。
仲間と出逢い、「はらっぱ」をたちあげ、一緒に笑い、泣き、喜びや悩みを分かち合いながらできてきた、共に育て支えあう関係が、私の子育て・子育ちを支えてくれています。
人と人とが出逢いつながることでうまれる場の力や暖かさが、人(親も子も)を育て、まちをつくっていくんだ・・・ということを経験した、はらっぱでの9年間。私は「子育て支援はまちづくり」そう思っています。
子どもが少し大きくなってきた今、親の力だけで子どもが育っていくのではない・・・ということをますます感じています。
学校や家庭の中だけではなく、地域の中で見守られ、時には見逃してもらい、いろんなものを見聞きし、いろんなことを体験しながら育っていく子どもたち・・・。 私の子は地域のおばちゃん、おっちゃんに育ててもらい、私は他の子にとっての地域のおばちゃんになる そんな関係ができたらなあ・・・と思っています。
大人も子どもも集える居場所をもつことで、人と人とがつながり、地域の中に子育て・子育ちを支えあう関係ができたらいいな・・・そんな思いをもった仲間とともにゆるり家をはじめます。目指すは、地域の子育て力アップ! 私たち一人ひとりができることはほんのちっぽけなこと・・・。でも、たくさんの人が集ってくれたら、きっと何かがおこるはず・・・。
よろしくお願いします。

rie



■ ゆるり家をはじめたわけ《2》


自分の子どもが小さかったころに声に出して言えなかったコト。 今思えば、ほんのちいさなことだけど、そのときのわたしは、いっぱいいっぱいだった(笑) 少しだけ子育てに余裕ができた今、次の人たちがもう少し子育てを楽しめたらいいな、さらにわたしのの心もそだてたいな・・・ 「そんな場を作りたい」と同じような思いをしてきた仲間たちと一緒に、ゆるり家を始めることにしました。 このまちに馴染むかたちは、まだまだ手さぐりですが、地域とともに、子どもたち、わたしたちも育っていく様子を見つめていきたいなと思います。 一人ではどうにもならないことも、知恵をあわせればちからになるはず。 一緒に!楽しもう!

yuko



■ ゆるり家をはじめたわけ《3》


稲美町に越してきて気がつけは10年目! この間に、子どもが産まれ育てていくなかで、いろんな人とのつながりや学びを得る事ができました。 しかし、最初の2〜3年の間は今では考えられないくらい、子どもと家の中で過ごす事がほとんどの閉じこもりの毎日でした。(母子カプセルという言葉も大分後でしりました。) その時は、そういうものだ・しんどくてもみんながやっている事だからと思っていました。 でも少しずつ人とのつながりがうまれ、いろんな事を「知って」いくともっと早くにそういった事が出来ていれば、自分自身にとっても子どもにとっても、もっと違った時間の過ごし方があったのかも・・・と強く思うようになりました。 その後も子どもが成長するにあたって、一人でどんなにがんばったって子どもは思い通りに育つものではなく「助けたり、助けられたり」という人間関係の大切さを経験してきました。 今回、「ゆるり家」という新しい場所に出会った事で、自分が経験してきたのと同じように「しんどい思い」をしている人に今まで「助けられて」来た事を少しでも伝えることが出来たら・・・と思います。 きっと一人では、踏み出せなかった第一歩。みんなで、つくっていく居場所でありたいと思います。 どうか、よろしくお願い致します。

yoshiko

 

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